部長が亡くなり、俺はレセプトを覚えられることができた。
訪問看護の制度から仕組みまで、それと運営までも覚えることができた。
部長は、レセプトだけでなく、訪問看護と居宅の管理者の管理をしていたから。
まぁ、管理者が運営するから、運営の管理と言えるかな。
そこも俺が引き継いだわけだ。
訪問看護を知れば知るほど、俺にとっては訪問介護より魅力があり、おもしろく、これからの社会に必要な事業だとわかった。
いろいろ学び、どんどん知識が増えていき、運営のノウハウもコツも、合理化も、俺の財産になっていった。
同時に、自分の自信にもつながっていったね。
そしてこの自信が、俺の転機を迎えることになるんだよね。
その転機とは?
理不尽さんに屈しなくなったっていったらいいかな。
理不尽さんの理不尽を、理不尽さんの正当化を、正当性がないことを直接言えるようになったんだよね。
こうなっちゃえば、理不尽オーナーに怖さを感じなくなってね。
代表取締役を辞任する決意ができたんだよ。
もう、オーナーに尽くすことはない。
オーナーから離れる決意。
14年、長いか短いか・・・
いろいろあったけど、卒業する決心がついたんだ。
まぁ、最終日までも、いろいろあったけどね。笑
でも、俺は呪縛が解けたかのように、清々しい気分になったことを覚えてる。
さぁて、次はどうすっかなぁ?
不安よりも、清々しさと開放感でいっぱいだった。
っちゅうことで、今日はここまで。
後日談は、また土日祝日シリーズで。
したっけ、じゃ!