前回が、水道管の塗装工で手話を覚えたって話だったよね。
今日は、俺の人生の分岐点の一つ、この職場で起こった話でもしよっかな。
当時というか、若かりし日の俺の外見は、顔が小さく見えて、体つきも線が細く見えたらしいんだ。
あくまでも若い時ね!
今はジジィ体型だけど。笑
で、中学高校とさ、今の時代はわからないけど・・・
ほら、男ってさ、強さに憧れんじゃん?
俺は筋トレが好きだったんだよね!笑
で、それなりにマッチョでさ、大学でもアメフトやって。
力には結構自信があったんだ。
で、水道管の塗装工の話だけど。
水道管って、数キロの重さから数百キロぐらいのものまであるのよ。
軽いものは手で運ぶけど、重いものはクレーンを使うのね。
天井からぶら下がってるやつ。
俺はベンチプレスで百キロ以上は持ててたから、確かMax130キロじゃなかったかな?
そういうこともあって、天井クレーンを使うのは本当に重いものだけだったんだよね。
だいたい他の従業員は、30キロ以上の水道管はクレーンを使ってたね。
俺は75キロまでは、手で運んでたんだ。
クレーンのスピードで仕事するより、手で運んだほうが、断然早いから!
水道管のことなんだけど、鋳物だから「バリ」とかがあるんだよね。
そのバリを電動サンダー等で削る部署で作業してから、塗装の部署へ。
塗装の部署から、検品の部署へって感じの流れ作業でね。
この次の部署へ水道管を移動させる時に使うのが、天井クレーンなのさ。
俺は、塗装前、塗装後、検品というように、ここの水道管の移動をするんだけど、忙しい時期があったんだよね。
バリを取る部署から、なかなか天井クレーンが来ない。
さすがに俺も水道管の移動を手で運ぶのは、75キロのやつまでって決めてたんだよね。
やっぱ重いからね。
その忙しい時期のある日、あまりにも天井クレーンが来ないから、俺は135キロの水道管を手で運ぶことにしたのさ。
意外と力があってね!
一つ、二つ、三つ、四つ・・・
ここまでは何とかいけたのよ。
そして五つ目。
なんとも言われない違和感が背中から腰、ケツ
ちょっと椅子に腰かけて休んだのさ。
ギックリ腰みたいっていうのかな?
違和感みたいのがあったけど、なんとか椅子のとこまでは歩けたんだよね。
みんなが心配してくれて、足をさすりながら「触られてる感触あるか?」って。
右足はあるけど、左足が・・・あれ???
あれれ??
立てるか?
立ってみて!
あれ???
あれれ???
立てないのよ!
椅子に座ったまま、立ち上がれない。
なしてぇ???
社長が来て、「やっちまったな・・・」と。
社長の車で、整形外科へ。
腰椎椎間板ヘルニアでしたわ。
4番と5番の間っての。
入院して、牽引っていう診断結果。
一ヵ月入院することになったんだよね。
そして、一ヵ月経つ頃、退院の話が出たけれど・・・
この先の話は明日にするね。
目が・・・もうしんどくて!笑
明日の話は、転院そして手術・・・だよ。
この手術がね・・・
じゃ、明日!