気づき力を高めるための方法の一つ目になります。
また今回も一つずつしか方法をお伝えできないと思います。
ただ今回、余談はなるべく…と意識はしてみます。笑
気づき力、すなわち気づく力というものは、誰しもが持っている能力と、昨日お伝えしました。
言い換えれば、本能的な部分が多いのも、この能力の特徴だと思います。
以前お伝えした習慣化とかは、目的のあるなしで変わってきますが、この気づきに対しては、目的とかというより本能的な部分、なんて表現したらいいかな?
興味や関心を持っていたら、勝手に気づいちゃう?みたいな部分があります。
無意識の中で意識してるのかもしれませんが、意識して気づけるものばかりではないんですよね。
うまく表現できない!!!
ふと、気づくってことあるじゃないですか?
ひらめくみたいな。
これをどう文字で、言葉で表現したらいいのかな・・・
ただこのような能力ですが、高めるための方法はあるんですね。
やっと一つ目になりますが、それは「物事の正常な状態を知る」ことから始まります。
つまり、正しい状態、正常な状態を知っているから、異常に気づくことができるんですね。
いろんな気づきがありますが、まずはこの「異常」に気づけるということがいろんなシチュエーションで必要だし、身近な練習法になると思います。
特に介護業界では、利用者さんの異常に気づけるかどうかって重要ですよね。
その異常に気づくためには、利用者さんの状態を知ることから始まります。
ただし、この利用者さんの状態とは、異常な状態がその利用者さんの正常な状態ということです。
伝わるかな?
利用者さんは、病気や障がいなどで、身体が正常に機能していない部分などがあるから、介護サービスを利用しているんですよね?
ということは、健康な人、介護を必要としない人と比べたら、正常ではない機能を抱えてしまっているのが利用者さんとなります。
したがって、その正常ではない機能で生活しているのが、その利用者さんの正常な状態ってことです。
ここをきちんと理解していないと、異常な状態に気づかないと思いませんか?
では、ここを把握するためには、アセスメント、状態を把握するっていうことが必要となりますね。
このアセスメントも、結構多くの方が手法を間違ってしまっているんです。
どういうことかというと、利用者さんの「できない」部分をしっかり把握していないってことです。
特に介護職に多いという印象を持っているのですが、「手を差し伸べたら」「介助したら」利用者さんが「できる」っていう部分に着目しがちなんですね。
まぁ、介助を受けたらできるってことは、利用者さんや介護職にとっても喜ばしいことだとは思うんですが、それでは、異常な状態をしっかり把握していないことがあるんです。
伝わるかな・・・
日によって、時間帯によって、感情によって、いろんな状況でできる時とできない時ってありますよね?
そういうことをきちんと理解、把握していないと、いつどんな時も一様の介助をしてしまうと思います。
そうすると、利用者さんが自力でできる時にも手を差しのべている可能性がありますよね?
つまりこれは、利用者さんの異常な機能の正常な状態を理解していないってことになります。
したがって、異常に気づくということが遅れてしまうことになりますね。
異常に気づくのが遅れたら、どうなるでしょう?
よく早期発見、早期対応っていうと思いますが、異常に気づけなかったら、早期も何もあったもんじゃないですよね?
異常に気づくことができるっていうこと、これも気づきの一種なので、この気づきができるようになると、他の気づき力も高まっていくことにつながるんですね。
物事の正常な状態を知ること。
その物事が、本来の物と異なる場合は、その異なる状態が正常であること。
この正常な状態を理解、把握しているから、異常に「気づく」ことができる。
気づき力を高めていくために、もっとも必要で、もっとも身近なものになると思います。
いつもと違う、なんか違う、あれ?変だな。
こう思えるかどうか。
そして、あれって思ったなら、確認すること。
ここでもう一つ、気づいているのに、気づかなかったことにしてしまいがちな人もいるってこと。
気づいちゃったら、確認したり、調べたり、対処したりする必要が出てきますよね?
それを億劫がったり、めんどくさがったら、せっかく気づいても意味を成しません。
気づいたら、それに対して行動しましょう。
気づいても行動しない、それは、見て見ぬふり。。。
いじめとか見ても、見なかったふりしちゃうんですか?
倒れている人がいても、放っておきますか?
困っている人がいるのに、放っておきますか?
内心では、対処しなきゃって持っていると思うんです。
しかし、行動することにためらいや恥ずかしさがあるのではないでしょうか?
その時のあなたの判断基準は何ですか?
「正しいこと」なら、した方が後悔ってしないと思うんですよね。
気づかないのが「悪」だとしたら、気づくようにならなきゃならない。
気づいても言わない、行動しない美学ってものもありますが。
お相手のプライドとかに関わる場合ですかね。
それも、時と場所、タイミングの問題で解決できると思うんです。
気づき力って、無いよりはあった方がいいですよね?
気づき力って、低いより高い方がいいですよね?
気づくことができたら、その先へ行動した方がいいと思いませんか?
気づきがあるかどうか、気づく能力を高める方法の一つ目として「正常を知る」ってことをお伝えしました。
気づきも少なく、ただ惰性で毎日シフトで勤務している介護職の人がいましたら、ぜひ気づき力を高めて、利用者さんへのサービス力もあげてほしいと思います。
だって、結構聞くんですもん。
シフトで勤務に入って、その日の行動予定を時間で作業していくだけの介護者がいるって。
実際、私もそういう現場で働いてきましたし、そういう人がいたことも知っています。
私自身もそういう時期があったこともあります。
今となっては、無責任な自分っていうレッテルを自身に貼っていますが。。。
介護職不足でやむを得ないことがあるのかもしれないけど、例えば、○○時だから排泄介助って一様にしていて、いつもこっちの部屋から順番に、なんてやっているのかもしれないけど、利用者さんの状態に合わせて、順番を検討したりすることで、失敗や失禁、汚染が減る可能性があることもあるんじゃないですか?
そういうことを気づいたら、あなただけがするのか?
職場でチームとしてみんなで同じ行動をしていくのか?
気づきがあるなら行動して、みんなで同じ介助をしていくことって大切でしょ?
また余談に・・・
どうも余談が出てしまう。
本当に私の悪い癖なもんでね。笑
まぁ、ブログを書くことに、発信することに制限がある訳じゃないからいいんだけど、なかなか私のアウトプット力は高まらない。。。
誰か、私にアウトプット力をコンサルして!笑
・・・
ということで、気づき力を高めるための一つ目の方法でした。
では明日、二つ目以降をお伝えしていきます。