知識と知恵。
似ているけれど、全く違います。
知識は、誰でも平等に得られるもの。
知恵は、個性が現れるもの。
一昨日ですかね、知識を振りかざす上司が一定数いるっていう脱線話をしたのは。
これは私も経験してきたことでして。。。
うぅん、イヤな上司でしたね。笑
まぁまぁ、そうですね、大っ嫌いでしたよ。笑
ただ、知識を他の人よりも多く持っていることは、すごいことだと思います。
でも、それを、その知識を振りかざして、柔軟性や人間味のない指導とか育成って、なんか伝わってこないというか。
知識があることを自慢しちゃダメって訳じゃないけど、それって、マウントとりたいだけでしょ?
って思っちゃう。
ひねくれてますか?
考えすぎかもしれないけど、知識を振りかざす人って、なんか知人に有名人がいるとかって言ってる人と変わらないというか。
いませんか?
知人に有名な人や金持ちがいるからって、なぜかその人も有名っぽいような金持ちっぽいような偉いんだぞみたいな振る舞いや言動される人って。
勘違いしちゃってる?みたいな人。
そんな感じの人たちと、変わらないよなぁって。
知識をたくさん知っていることはすごいことだと思うんです。
それは認めますし、そこには努力をしたんだろうなって尊敬もします。
しかし、知識を振りかざしてってのが、違うんだよね。
知識ってさ、冒頭にも書いたけど、誰でも努力っていうか勉強すれば得られるんですよ。
知識ってね、本当に大したことじゃないと思うんですよ。
恐縮ですが、今では私も、知識があるなんて言われることがありますが、ほんとに大したことじゃないんです。
勉強すれば身に付くことですし、言い換えれば、お仕事をしていく上での準備というか材料や道具の一つに過ぎないですよね。
お仕事をしていく上で、準備や材料、道具は必要なものですもんね。
だから、知識があることをひけらかすっていうのは、単なる自己満でしょ?って。
知識を得て、そこから導きだした「知恵」、これが重要なんです。
ここから学べることはたくさんあるんですが、あなたの知識をひけらかすということに関しては、指導や育成には不必要かなって。
「知識を得ることは重要」だということを、指導や育成で伝えるのは必要です。
しかし、知識があるからってそれを振りかざすのはね。
ちょっとひけらかすってことにくどい内容になっていますね。笑
まぁ、それほど嫌だった経験が私にはあるんですよ~笑
ただ、こういう実体験もありつつ、知識と知恵っていうことについては、「サラリーマン金太郎」という漫画と「松下幸之助さん」の言葉からたくさん学びました。
まず、サラリーマン金太郎の話からなんですが、主人公の矢島金太郎は、知識はないけど知恵が働くというか、発想ができるんですね。
たかが漫画の世界の話なんですが、実世界でも当てはまることなので。
そして、ライバルというかそんな立場に、鷹司誠士っているんですが、こちらが頭が良くて知識が豊富なタイプ。
それを踏まえて、29巻から30巻を読んでみていただけたらって思うんですが。
そして30巻の77ページ。
ここに私が言いたいこと、私が強く衝撃を受けたことが書かれているんです。
なんか、番外編っぽくなってますね。笑
知識というのは、元々は誰かが作り出したものっていったらいいのかな?
その知識となる事柄は、誰かの知恵から生み出されたものだと思うんですよね。
知識ってすでにある事柄だから、それは学ぶことができる。
知恵は、知識を活用しての発想だったり、何もないところからの試行錯誤だったりひらめきからの発想というか。
何も無いところっていうのは、今の時代難しいと思うんですが、知り得ている知識からいかに発想していくか。
ある人に、創造力があるとかクリエイターですねって言われたことがあるんですが、私自身は実感していないんですね。笑
ただ、介護保険法やそれに関する法令等をどう解釈して、それがどう事業に役立つかとか、その解釈に関しては、都合よくならないようにしているだけに過ぎないのですが。
なので、介護保険法などを読んで理解することは知識を蓄えていくことです。
ただ解釈することについては、知恵が関わってくるというか。
どう解釈して、どう生かすか?
法っていうのは、所詮人が作ったものですし、全ての事象に完全にあてはまることはないですよね。
人には感情もありますし、いろんな環境もありますから。
ただ、一定のルールがないと無法地帯になってしまうから、法というルールがある訳で。
その法を振りかざすのは、知識を言ってるだけに過ぎない。
その法をどう解釈していくか、それが法から外れないように、自分に都合よくならないようにって、ここが知恵となるのかなって。
そして知識を得る時に大事なのが、素直に理解するってことなんですね。
この素直に理解するってのが重要。
理解したうえで、どう解釈していくか?
理解と解釈、これも似ているようで、違うことなんですよね。
理解は客観的っていうものであって、解釈は主観的っていうものになります。
知識を得る時に、この主観的っていうのが邪魔なんですよね。
素直に理解する。
そして、解釈する。
ただし、客観的に正しく解釈する。
うわぁ、書いててめんどくさって思いました。
読んでて、???ってなった人いましたか?
解釈する時に、あなたの今の状況や環境、また経験などが入ってきて、主観的に内容を捉えていくのですが、ここで、自分に「都合よく」解釈してしまうと、法を外れる可能性が高くなるんですね。
ただ、ある程度都合よく解釈しないとならない場面は多々あると思います。
そこがいわゆるグレーゾーンって部分になるでしょうね。
このグレーゾーン、真っ白が良いに決まってますが、全てが真っ白ってなかなかあることではないですよね。
濃いか薄いかのグレーだと思うんです。
オフホワイトって言い方もありましたよね。
この部分をどうするか?
ここが知恵の見せどころかなって、私は思います。
なので、この知恵をいかに多く出し、事業に反映させていくかが、成功・成長へとつながっていくんじゃないかなぁって思っています。
と、今日はこの辺までにして、明日は松下幸之助さんの考えから、知恵というものをもっと考えていきましょう!