行動力を高めるために「全体像の把握」が、つまり、全体像が見えていないと、目的が見えない、目標がないっていうお話を金曜日にしましたね。
今日は、「全体像を把握する」ってことをお伝えしていきます。
どんな物事でも、目先のことにしか捉われていないと、途中で道に迷っちゃうと思うんですね。
もしくは間違った方向に進んでいって、気づいたら振り出しに戻らなきゃならないって状況になりかねません。
全体像が見えていたら、途中で道に迷っても、もしくは横道にそれても、軌道修正ができるんですね。
もしすんなり進めたとしたら、それは日ごろの努力などが実ったんでしょう。
そしてそれも、周りの環境や要素とかとうまくかみ合っただけに過ぎないので、ラッキーなだけです。
どんなに努力しても、周りの環境などの影響を受けてしまうことがあるので、必ずうまくいくって保証はありません。
必ずうまくいくかどうかなんて、誰にもわからないですよね?
なので、うまくいくように全体像を把握して努力することって大切なんじゃないでしょうか?
社会人一年目や、転職した一か月目を思い出してみてほしいのですが、「次は何をしたらいいですか?」っていう質問を、上司や先輩にしたことはありませんか?
この時の、この質問する意図がどこにあるか?
これが重要です。
単純に一つの仕事が終わったから、次の仕事を聞く。
社会人一年生なら、まぁ許されるでしょう。
しかし、それ以外の人であれば、この仕事のゴールがどこにあって、そのゴールに向かうどの部分、どの過程を実施するのかって考えての質問をしなければ、成長はないですよね。
サラリーマン金太郎の話を以前番外編でしましたが、金太郎が入社してすぐは「鉛筆削り」が仕事でした。
しかし、鉛筆削り以外に、自ら社史と会社概要を読んで学んでいたんですね。
これってどういうことかわかりますよね。
会社って、細かく部署がありますが、それは会社の目的を達成するために、専門の部署にわけているだけのことですよね。
例えば事務は、事務仕事をすることがゴールじゃありません。
事務仕事のゴールはありますが、会社のゴールではないですよね。
会社勤めである以上、会社のゴールを達成できるように、その一部分である部署の仕事を全うする。
これが、会社に貢献するということであり、会社に利益を出す働きをするってことですね。
会社の目的を知らず、会社の利益に貢献しない仕事をしているなら、それが本当の「給料泥棒」ってなっちゃうんじゃないでしょうか。
働いた対価として給料をもらうのは正当なことですが、なぜあなたがその会社で働いているのか?
あなたの生活の為っていう回答もあるでしょう。
それも間違いではありません。
ただそれは、あなたの目的なだけですね。
会社勤めである以上、会社に貢献する働きをするのが当たり前です。
ただ会社にいた時間、拘束されていた時間の給料とは違うと思うんですね。
なので働くならば、会社の目的や目標を達成するためとなるでしょう。
自分の与えられた仕事を全うするのはもちろんですが、それが他の部署や会社にどう貢献しているのかを知らずに、もしくは考えずに働いているのなら、与えられた仕事は愚痴など言わず、ひたすらと働くべきです。
会社に貢献する、会社のゴールに向かってお仕事をしているなら、文句などは言わない、言えないでしょうね。
愚痴は出ちゃうことってありますよね。
文句も言いたくなる時はあります。
しかし、文句や愚痴は、会社の目的などの全体像が見えていて、初めて言えるものではないでしょうか?
いや、その場合は文句とかではなく、意見になっていることでしょう。
なんで?なぜ?目先のことしか見えていない、考えていないのに、会社の文句や愚痴を言うのか?
会社の目的をわかってますか?
ってね。
自分の狭い視野しか見えていないから、文句が出るのではないでしょうか?
あなたには、あなたのやりたいことや目標、生きる目的ってありますか?
それに向かっていますか?
あなたがあなたの人生や仕事、どんなことにでもゴールを設定していたら、その途中にある困難なことなどに対して、文句を言いますか?
達成しようと、がむしゃらに、真剣に取り組みませんか?
って、また質問形式になっちゃってますね。
ただ、ここまで読んでいただけたら、全体像を把握することは重要なことっておわかりいただけていると思います。
もしおわかりでないという方がいたとしたら、それはきっと、「ご自分が中心」の考え方や視点しかお持ちではないのかなって推測します。
とまぁ、考えの相違はあってあたりまえなのでね。
ということで、今日はこの辺にして、明日「全体像を把握するための方法」をお伝えしますね。