今日のブログは、ちょっと熱くなりました。。。
しかし、せっかく書いたので、このまま掲載します。
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今まで携わったり、サポートしてきた事業所さんにあったことなのですが。。。
介護事業の新規開設時に、「やりがちな失敗」があるんですね。
まず、昨日のブログでも「介護事業開設時にやりがちな失敗」としましたが、失敗という言葉は適切ではなかったですね。
やりがちなミス?間違い?
「やりがちなこと」かな。
そして、やったはいいけどそのままにしてしまっていて、あとで修正が必要なこと、とでも言いましょうか。
前置きはこの辺で、指定申請書を提出したご経験はありますよね。
その申請書の中に、必ず「運営規程」があったと思います。
あとの書類は指定権者によって違ったりもするので、あれなんですが。
「利用者からの苦情を処理するために講ずる措置の概要」とかですね。
要するに、申請時に提出して、認可後に運営していく時に関わる書類のことなんですが、これに関して「やってしまいがちなこと」があるんですね。
まず運営規程ですが、これを、各指定権者の参考例を基に、ほぼ丸写ししてませんか?
これはこれで間違いではないのですが、運営後のあなたの事業所の運営内容に合っていますか?
ってことなんです。
指定認可を受けるための申請書って、誰でも作成できるんですよね。
記入例もありますしね。
そして、ここで大切なのは、あなたの事業所の運営開始後の運営内容と整合性がある書類作成をしているかどうかなんです。
また、重要事項説明書を、インターネットで検索して丸写ししていませんか?
契約書も同様。
苦情マニュアルも、事故対応マニュアルも。
開設後に使用する書類、インターネットで調べて、丸パクリしていませんか?
丸パクリや丸写しがダメとは言いません。
ただ、丸パクリした後、そのままにしていませんか?
内容の確認をしていますか?
あなたの事業所の運営内容に合っていますか?
ここなんです。
とっても大切なこと!!!
例えば、申請時の苦情措置概要には〇〇。
苦情マニュアルには△△。
苦情対応記録には▢▢。
というように、関連する書類の整合性がないってことが結構見られるんですね。
例えば、運営規程を丸写ししたとします。
そこには、基本料金以外のその他の料金を記入したり、他には苦情対応や事故対応、虐待に関することもありますよね。
まずは、その他の料金のことなんですが、重要事項説明書にも料金表があると思います。
重説の内容と合っていますか?
運営規程は、申請時に提出しますが、重要事項説明書は提出しないですよね。
申請内容と重説の内容が異なるケースってあるんです。
今は料金のことで書きましたが、別の部分でこういう事例がありました。
指定申請は、介護保険のみで、介護予防を申請しなかったにも関わらず、重説には介護予防のことがしっかり書かれたものを使用している。
というものですね。
申請した人と重説の作成者が違ったらしいのですが、インターネットでダウンロードしたものを事業所名だけ変更して作成したんだそうです。
あらあら、ですね。
そしてそれだけでなく、料金表。
地域区分も関係なく、丸写し。
実際の料金と違うんですよね。
そしてなんと、それだけでなく、介護報酬改定の何回か前の料金表なので、サービス単位自体が古いものだったってケースです。
その重説で利用者と家族に説明していた。。。
あなたの事業所は、こんなことないですか?
もしくは、料金表が古いままだったりしませんか?
ちょっと別の話になりますが、有料老人ホームでこんなケースもありました。
有料老人ホームにおいては管理規程がありますが、その管理規程もどこからかダウンロードしたものだったらしいんです。
駐車場の使用についてとか、施錠開錠について、住宅でのサービスのことが記載されますよね。
実際の状況とほとんど合っていないもので申請していたんですね。
申請したのなら、その内容で運営すればいいものを、自分たちがやりやすいように、都合良いように運営してしまっているもんだから、管理規程は申請しただけのものになってしまってたんです。
まぁ、運営とは言えないですよね。
ただ目の前のことをやっていたってだけのこと。
ここで原因を追究していくと、経営者さんや管理者さんからは、決まって返ってくる回答があるんです。
「知らなかった。」
「知らなかった。」ってなったら、虚偽の申請になってませんか?
介護事業の管理者さんにしても、有料老人ホームの施設長さんにしても、やるべき責務を果たせない人を選任しちゃってるんですよね?
最初は誰でもわからないことがあって当然ですが、わからないままでいていいのでしょうか?
法令等を遵守する、させるのが管理者さんですよね。
その管理者さんが、法令等を知らずにいる?
最初は知らなかったかもしれないけど、学ばずにいる。
これって、指定を受けることが目的だったんですか?
ってなっちゃいませんか?
とりあえず指定を受けて、あとは運営指導が来るってなったら、その前に何とかすりゃいい?
指導されたら、「知らなかった」って言って教えを乞えばいい?
知らなかった状態で、もし不正しちゃってたら、「運営指導」じゃなく「監査」に切り替わりますよって。
監査になってさらに不正ばっかり出てきたら、「指定取り消し」ですよって。
認可を受けたから、あとは自分たちの都合の良いように運営していくって、知床のあの事件で報道されているようなもんじゃないですか?
そんなあなたたちのサービスを受けている利用者さんがいるんですよね?
って、熱くなってきてしまいました。
そして、話がズレちゃってますね。
こういう経営や運営をしているところって、まだまだ日本中にあるんでしょうね。
サービスを受ける側とする側があって、受ける側の利用者さんたちは、こういうこと知らないでしょう。
でも、指定取り消しなんてなったら、その利用者さんたちは?
知床の事件みたいな状況はないでしょうが、運営そのものは同じことをしてますよね?って。
こういう事業所を何とかしたい。
利用者さんや働くスタッフさんが困ることのないように、そしてグレーな部分はあったとしてもブラックな運営はしてほしくない。
介護事業で働いてきた私の気持ちです。
そういう事業所を、少しでも改善できるよう支援したい。
そう思っています。
今日は話がズレちゃったので、明日、続きをお伝えしますね。