「配慮はしますが、遠慮はしません。」
このシリーズ(25)の営業に関するブログで、お伝えしたことになります。
「配慮」と「遠慮」について、語っていきます。
ネット検索しても、この内容はたくさん出てきますね。
それくらい、多くの方が気にしていることなのでしょうか?
私も仕事、対人関係においては、これを重要視しますね。
お相手に「配慮」して「遠慮」もしたら、成果は出ないでしょう。
だから、「配慮」はするけど「遠慮」はしないことが大切なんですね。
改めて、意味を調べてみました。
「配慮」とは、手落ちのない、または、よい結果になるように、あれこれと心を配ること。事情を踏まえて、気遣いのこもった取り計らいをすること。気遣いを行き渡らせること。
つまり、気配り、心配りですね。
相手のことを思って、相手のことを考えて行動することです。
その人の為の行動と言えますね。
私が、何度もブログで書いてきているように、「利他の精神」が「配慮」にはあります。
では、「遠慮」とは、他人に対して、言葉や行動をひかえめにすること。辞退すること。また、ある場所から引き下がること。ある物事をするのを断わること。また、ある場所から退くこと。辞すること。
つまり、行動を控えるってことですね。
人に対して、自分の行動を抑制することです。
ここには、自分の為という心理が働いていると言えるでしょう。
こちらは利他に対して「利己的な精神」があります。
ここまで書くと、イメージしやすいのではないでしょうか?
ただ、行き過ぎた「配慮」は「忖度」になりかねず、行き過ぎた「遠慮」は「無関心」に繋がり行動しなくなります。
ちょうどよい「配慮」と「遠慮」、このバランスが大切になります。
お相手に「配慮」し、必要なことは「遠慮」なく行動する。
調べていくと、「配慮最大、遠慮最小」なんて言葉も出てきました。
とてもいいキャッチコピーですよね。
実際、お仕事をするって、こういうことですよね?
でも、稀に通用しない人がいるから難しい。
私が配慮してることをいいことに、お相手の人は配慮も遠慮もせずに、ガンガン言ってくる。
こんな経験ないですか?
もしかしたら、その人なりの「配慮」をし、その人なりに「遠慮」してるのかもしれませんが。。。
受け取り方なのかもしれませんが、「配慮」しないで「遠慮」もしない人、これは即行離れた方がいいですね。
こういう人には、いくらこっちが配慮しても伝わらず、その状況でも必要だから遠慮せずに伝えると、なぜか「攻撃された」的な受け取り方をされてしまう傾向があります。
つまり、お相手には、こちらの配慮の部分の言葉が伝わらずに、遠慮なく言われた言葉のみが伝わってしまうんですね。
こうなったら、結構大変です。
その人に気づいてもらおうと、いくら説明しても無駄。
お相手自身が、受け取り方を間違えたと気づいたとしても、それを認めたくないのか、いつまでも平行線なんです。
これは、本当に、本当に時間の無駄。
このような人と出会うと、かなり疲弊します。
「配慮」と「遠慮」の重要性を知らずに管理職になってしまう人もいるようですが、心当たりある方はいらっしゃるでしょうか?
ちょっとズレましたが、このような経験から、私は「配慮はするけど、遠慮はするな」このキャッチコピーを、さらに細かく、そして戒めとするために、以下のように、頭の中で書き換えています。
「遠慮せずに、必要なことは伝えましょう。ただし、伝える時(伝える前と伝える時、伝えた後)には配慮しましょう」です。
自利利他の精神をもってお仕事に取り組めば、自然とこの「配慮」と「遠慮」をバランスよく行動していけるのではないでしょうか?