「5人の法則」っていう言葉を聞いたことがありますか?
「あなたは、最も一緒に過ごす時間の長い5人の友達の平均になる。」
この言葉は、アメリカの起業家の「ジム・ローン」さんが残した言葉だそうです。
ジム・ローンさんって?
ウィキペディアによると、アメリカの起業家、作家、モチベーショナルスピーカーで、貧しい家庭に生まれ、30歳で百万長者になり、33歳で破産し、また後に再び百万長者になりましたってあります。
他には、コカ・コーラやIBMなど、アメリカの一流企業のコンサルタントとして活躍した人物と評されていますね。
自己啓発の分野では非常に有名な作家で、世界各地でセミナーや講演を行ないながら、自らの体験を人々に教える活動をした、世界一のメンターとも称されているんですって。
メンターって何?っていう人もいますよね?
メンターっていうのは、日本語で「指導者、助言者」と訳されます。
そして、ビジネスにおけるメンターっていうのは、自分が仕事やキャリアのお手本となって、新入社員や若手社員に助言・指導をして、個人の成長や精神的なサポートする人を指すんですね。
そして、指導やサポートを受ける人は「メンティー」
メンターがメンティーに行う指導のことを「メンタリング」って言うんです。
また話が横道に進んでいきそうなので、強制的に戻します!
再度書きますが、「あなたは、最も一緒に過ごす時間の長い5人の友達の平均になる。」
この言葉の意味は、まぁ、言葉通りなのですが。
話し方や言葉使い、口癖、しぐさやふるまい、時間の感覚、趣味や思考、年収など、いろいろな面で周りにいる人の影響を受けるということなんですね。
例えば、「他人の悪口やネガティブな発言ばかりしている人たち」が周りにいると、自分もそうなっていきます。
「ハングリー精神で成長しようとしている人たち」が周りにいると、自分もそうなっていきます。
「年収が1000万円超の人たち」が周りにいると、自分もそうなっていきます。
という、とってもシンプルな法則なんですね。
そして「年収」に関しては、なんと、アメリカの研究で実際に証明されているんですって。
人には、ご自分のコンフォートゾーン(居心地が良い空間)ってのがあって、自分と違うタイプの人たちと一緒にいると、とても居心地が悪くなってきます。
なので、同じような感覚?の人たちに引き寄せられていくんです。
ある意味、引き寄せの法則とでもいえるでしょうね。
しかし、引き寄せの法則について、結構、誤解されている人がいるみたいなのですが。
どんな誤解かというと、「自分が引き寄せたい事を考えていれば、自然とそれがやってくる」っていう誤解ですね。
そんなことが、実際には起きませんよね。
なので、自分が引き寄せたい事があれば、それを引き寄せるための行動をすることが必要なんです。
つまり、あなたが、学生でも、サラリーマンでも、ビジネスマンでも、医療職でも、介護職でも、まったく関係なく、みんなに平等に働く法則になるんですね。
なので、「こんな風になるのは嫌だな」っていう人が、もし近くにいれば、距離を取って離れた方がいいですね。
関わらないで済むのなら、関わらないに越したことはないかもしれません。
まぁ、職場にはいろいろなタイプの人がいるので、職場以外では、と線引きするのも一つの手段ですね。
そして、「こんな風になりたいな!」っていう人が、もし近くにいれば、積極的に近づくのがいいでしょうね!
ご自分の人生なので、苦手な?嫌な?相手に気を遣ってばかりだとしたら、あなたの大切な時間がもったいないと私は思います。
そして、この5人の法則を実践するなら、自分の人間力を高めたいのであれば、自分が尊敬する人を周りに5人意識しておく事、この意識が大切なんですね。
月収や年収をあげたければ、自分の理想とする月収や年収を稼いでいる人たちを、自分の周りに5人意識して側にいるようにする。
というように、自分が望むものを達成している人を、意識的に周りに5人おけば、自分が望む望まないに関わらず、自然とその平均値まで自分が引き上げられるという事なんです。
スピリチュアル的な話かもしれませんが、意識という思考が高まる事で、現実も変わるという事になるんです。
人間は、その人個人が持っている能力も大事なんですが、それよりも、まずは環境の方が大事であるってという事でもあるんですね。
それと、いきなり話は変わるんですが、金魚の生態ってご存じですか?
金魚についての面白いお話も有名なんですが、金魚の大きさ、サイズというのは、水槽の大きさが関係してるんですって。
小さな水槽で育てれば、小さいまま育つ。
大きいサイズの水槽で育てれば、30センチオーバーまで育つ事もあるそうです。
そこで、人間も同じように、自分で自分に限界を決めず、水槽をより大きくしていけば、それに合わせて成長していくっていうことなんですね。
また、金魚の水槽での面白い実験をしたそうなんですが、水槽の真ん中を透明の板で仕切り、その半分に金魚を入れると、金魚は真ん中から向こう側にいけない事を知って、水槽の半分で動き回ります。
そして、ある程度してからその透明の板を外すと、金魚はどうなると思いますか?
金魚は真ん中より反対側には行かず、ずっと今までと同じ水槽の半分に、その場にとどまったままになるんですって。
「学習性無力感」というらしいです。
どうせ、向こう側にはいけないという「固定観念」がインプットされると、行動すらしなくなる。
先日話した3Dに関わるワードです。(でも、どうせ、だって、できないなどのD)
金魚も人間も、長時間、抵抗も回避もできない状態にいると、ストレスを感じるのですが、それがそのうち、その不快な状況すらも、最後は感じなくなるという状態になるんですね。
慣れちゃうとでも言いましょうか。
ただ、人間は金魚と違って、環境に疑問を感じると、知恵を出したりや考えたりすることをするのですが、この「学習性無力感」の状態に陥ると、思考停止により、その環境から出る事を考えなくなるというんですね。
あきらめてしまうんですね。
ところで、こんな状況を見たり聞いたりしたことないですか?
あなたには、あの学校へ進学は絶対無理だから。
あなたは、その会社へ就職は無理だよ。
世の中そんなに甘くないから。
と、もし、あなたが言われ続けたら、いつしか透明な壁を自分で作り、行動する前に諦めてしまうんです。
なにくそって反骨精神だけならあきらめないでしょうが、この「学習性無力感」に陥った場合は、あきらめてしまうんですね。
つまりこれも、周りの人の影響は大きい、大きく影響しているってことです。
まとめますと「5人の法則」は自分の能力とか関係なく、自分の周囲にいる5人が「人生を変えてくれる」という法則です。
私自身50年の人生を歩んできましたが、この「5人の法則」はあてはまっているなって思っています。
団体行動や徒党を組むことが嫌いな私ですが、いわゆる「一匹狼」的に行動する私ですが、この法則にあてはまっていると実感しています。
「5人の法則」について、一度は調べてみてほしいですね。
5人の平均値が、自分をつくる、または、その5人がいるコミュニティに参加する。
という風に、自分が望もうが望むまいが、自然とその5人の平均値まで、自分が引き上げられていくという事です。
意識という思考を変える。
環境を変える。
そうすると、現実が変わっていく、変わるという事です。
自分が意識する5人が、自分をつくっていく。
すでにそうなっている「5人」の近くに、自分の意識を、自分自身を置くことをしていきませんか?
なりたい自分になる方法として、いろんな方法をお伝えしてきていますが、明日は、モデリングについて私の経験談を踏まえてお伝えしていこうと思います。