情報収集や情報の見極め方、管理者として、経営者として必要な決断を下すための判断材料をどうやって収集するか?
情報は武器になります。
ただ、情報を取得しても、それを活用しなければ、それはただの「自己満足」の知識です。
経営するならば、その情報をもとにして考え事業に生かすことが重要です。
その際、間違った情報を取得しても仕方ありません。
最近では、ウクライナ大統領の動画が、フェイクニュースだった、なんてありましたよね。このような誤情報は取得する必要はないですよね。。。
正しい情報を、いかに早く正確に手に入れるか?
これは、何といっても「検索力」がモノを言います。
今日は「情報収集」とは、というところから話を進めていきます。
「情報収集」とは、「知りたいこと」や「わからないこと」があった時に調べる行為ではありません。
必要なときに収集するのは、調べることであり、情報収集とはいえないんですね。
今は「インターネットで検索をすればなんでもわかる。わからないことの方が少ない」なんていわれていますよね。
つまり、ほとんどの人がスマホや携帯から、簡単に情報が手に入るようになっています。
チャチャっと知りたいことを検索すると、パッと欲しい情報がダダーって出てくるので、手に入れやすいですよね。
ということは、誰しもが簡単に情報を入手できてしまいます。
経営者として、他社との差別化をはかったり、営業戦略を立てたり、自社を発展させるときや方向性を定めていくためには、情報を「意図的」、そして「目的をもって」に集め、活用していくことが必要なんですね。
なので、何のために情報収集をしているのか、目的があるのが情報収集なんですね。
取得した情報を、何にどう使うのか?これがなければ、ただ情報を収集することが目的になっちゃうんです。
そして、情報を取得したら、きちんと整理する必要があります。
情報は、多いに越したことはありませんが、すべてを記憶するなんてできないですよね?
集めた情報を、目的別や優先順位で整理することが重要です。そして、必要なときにすぐ活用できる状態にしておくことが大切なんです。
この整理をしないと、本当に「自己満足」で終わります。
私がパソコンを覚えたてのころの話ですが、いいと思う情報ををひたすらブックマークしたんです。ポチっと☆マークをクリックするだけですから。
後からゆっくり読もう。。。
その「後から」なんて時間、ほぼほぼないんです。
調べている時、この時が必要な時間としてあるので、ブックマークをするのはいいのですが、必要な情報だけコピペなりして、選択して保存することをお勧めします。
次に情報源の話ですが、まず決まった情報源をもつことは大切です。
しかし、情報収集となると、できるだけ幅広い媒体を活用したほうがいいですね。
WEBサイトはもちろん、新聞、テレビ、書籍、SNS、口コミ、同業者、異業種の人など、間口を広げて、たくさんの情報源を持つことが第一です。
そして、それぞれの情報源の特徴を理解し、目的に応じて活用していくことです。
情報源とメリットデメリットを書き出してみました。他にもあると思いますが。。。
情報源 | メリット | デメリット |
---|---|---|
WEB | ・早く情報が取得できる ・幅広い情報が手に入る | ・信頼性の低い情報もある ・欲しい情報が見つからない場合がある |
新聞 | ・信頼性がある ・幅広い情報が手に入る | ・紙媒体なので速報に弱い ・新聞社によって意向が違う |
テレビ | ・影響力がある ・映像なので理解しやすい | ・放送局により偏りがある ・情報を保管するのが困難 |
書籍 | ・信頼性がある ・専門の書籍がある | ・情報収集に時間がかかる ・速報に弱い |
SNS | ・早く情報が取得できる ・発信者にコンタクトできる | ・情報収集に時間がかかることもある ・速報に弱い時がある |
同業者 | ・信頼性がある ・理解しあえる | ・情報収集に偏りが出ることがある ・信頼性の低い情報もある |
異業種 | ・新たな視点がある ・専門的視点がある | ・自事業にあてはまるとは限らない ・情報収集に偏りが出がちである |
ここで大切なのが、一つの媒体のみで判断しないことですね。
複数の媒体で、同じ内容で情報の信頼性を高めていくことが重要です。
例えば、SNSで見た情報を、WEBや新聞でチェック、書籍でチェックなど。
そして信頼性を高めていくためにしなければならないことがあります。それは、 情報の発信元を意識することです。
情報収集を行う際には、その情報が事実なのか意見なのか?発信してる人はどんな人か?情報収集している時に、情報に振り回されるリスクを下げるためです。
振り回されるのは、行政との電話だけでいいですよね。。。正直これは何とかしてほしいです。行政関係者のかた、読んでくれていますか?民間の会社は、スピードなんです。これは専門外だからこっち、これはあっち、やっぱりこっち、また振り出しに戻っちゃう、なぁんてことあり過ぎです!!!
話を戻します!
そして、情報収集は、常に最新情報を集めることが重要です。
情報は、日々更新されていますから。
特に注意しなければならないのは、WEBでの情報収集です。
WEBは、古い情報も検索で出てくる可能性がありますから。
従って、投稿日や更新日などで、情報の発信日を確認する必要がありますね。
更新情報を発信しているWEBサイトやSNSのアカウントをフォローするのも、最新情報を集める手段としてはお勧めします。
と、今日はここまでとしまして、明日は、情報収集したものを「整理する」ことについてお伝えします。