アルミ建材と網戸製作の工場勤務時代の話だね。
20代は俺一人で、他はみんな50代以上。
そこでの俺の仕事は、横引き網戸とロールアップ網戸の製作の責任者。
受注表から、サイズごとでいくつ作るか?
このサイズっていうのが、いろんな窓の大きさに合わせて、その数だけあるんだよね。
そのサイズに合わせて、材料を無駄なく切断加工していってね。
捨てる部分が50ミリ以内にできたら無駄がないって感じ!
材料の切断、加工までをメインでやってたね。
網張りは、おばちゃん方がやってたけど、俺もちょくちょく手伝っていたよ。
ただ、金網の網戸の場合は、少し力がいるから俺がやってたね。
工場勤務だけじゃなく、たまぁにだけど、新築やリフォーム中の現場から、急遽網戸の追加ってことで、寸法をはかりに行ったり。
現場で、網戸を取り外して、網を張り替えてまたつけるって作業したりもしたよ。
一番しんどかったのは、100世帯以上のシルバーマンション。
10階建てくらいでさ。
金網に張り替える作業。
これが一番記憶に残ってるね。
んで
・・・何で早い時間から出社してたか?
9時から始業だから、始業開始と同時に、制作に入りたかったって言うのかな。
切断する時には、必ずバリっていって、元々の材料の端っこの面取りをしなきゃならなかったのね。
そういう面取りとかって、あくまでも準備じゃん。
あと、金型の機械が古かったから、毎朝注油して動きの確認をしたり、刃やドリルの微調整とかしてたね。
あとは、トイレ掃除!
掃除当番とか決まってない職場だったから、勝手に俺がやってた。
在庫確認もほぼ毎日やってたかな。
配送のおっちゃんがいてさ。
そのおっちゃんは建材の発注があったら、制作加工しないで持っていくし、一言声かけてくれないからさ!笑
建材の発注が大阪だったから、発注が遅れると制作できなくなるしね。
かといって、早めに発注すると、在庫し過ぎって!
冬は冬で、雪かきをね。
駐車場が、車十台分くらい。
そこそこ広いよね。
みんなが来る前に、除雪終わらせとけばさ。
始業時間に仕事開始できんじゃん。
ギリギリに出社して、みんなで雪かきしてもいいけど、始業時間に食い込むし。
これは無駄な時間だもんね。
だから朝の運動って感じで、雪かきやってたんだ。
俺が早い時間に出社するのは、こういう準備っての?
直接、売り上げに直結しない仕事っていうのかな?
生産性が低い仕事っていうのかな?
こういうのは、時間外でやってサービスでいいじゃんって。
働いたら働いた分、きちんと給与としてもらう。
これが一般的に普通なのかもわからないけど、俺はそこは今もなんだけど、あんまり気にならないんだよね。
こういう俺みたいのがいるから、サービス残業が無くならないのかな?笑
売り上げに係る仕事で、時間外に値する業務だったら、しっかりいただくってのはありかもだけど。。。
どうなんだろうなぁ。
まぁ、こんな感じで働いてたんだよね。
前職の営業とうって変わって、ほとんどしゃべらない日々だったよ。
ものづくりに言葉はいらないからね。
最低限の伝達だけでいい。
気持ちは楽だったよ。
この仕事は4年間続いたかな。
そう、この間にね、初めてポケベル持ってさ。
その日は嬉しかったな。
でも、このポケベルを持った翌日、母親が亡くなってね。
ポケベルは使わなくなったよ。
たった一日しか使わなかったポケベル。
明日は、この話でもしよっかな。
では!