お知らせ

熱く生きる!(私はこんな人)

昨日の続きになるよ。

ある3階建てのマンションに住む方への営業中のこと。

夕方16時過ぎてたね。

今日もゼロかぁって思いながらのピンポン。

出てきたのは、おとなしそうで人のよさそうなお母さん。

2歳くらいの女の子がいる家庭。

いつも通りアプローチをかけ、いつも通り話の流れで玄関にしゃがみこみ、営業トークをしていく。

アプローチから営業トークへの自然な流れは得意だったからね。

ほんと苦手なのがクロージングでさ。

営業トークの中で、子育てや幼児教育に関することで、要所要所小さなイエスをもらいながら・・・

ニーズを確認しつつ、欲しいと思う気持ちを盛り上げていくトーク術。

小さなイエスの積み重ねと、要所要所でのテストクロージング。

あっ、このお母さん、商品欲しがってるな!

最後の詰め・・・

やはり出てきた「夫へ相談しないと。」

また、再訪か・・・

なぁんて思いつつ、何時に旦那さんが帰宅するのかを聞くと、なんと出張中。

たしか、数週間帰ってこないって。

もうそろそろ売らないとマズイ。

また支社長に怒られる。

嫌だなぁ・・・

っていう、俺自身の問題から、旦那さん相談つぶしで「鬼」になったよ。

この旦那さん相談つぶし。

本当に旦那さんへの相談を考えているのか?

それとも、他に理由があって、旦那さん相談で断ろうとしているのか?

クロージング時に、お母さんが購入をためらう理由っていくつかあってね。

「買っても使わない」

「値段が高い」

「お金がない」などなど。

これらの場合は、まぁニーズ不足。

俺のトークでお母さんの興味を引き出せなかったからだね。

欲しいと思わせることができなかった。

こういうニーズ不足の場合は、また会話の中から「本音」を引き出し、それらから、本音の部分をつぶしていく。

そして、ニーズを再度高めていくってことをするんだよね。

そして今回の「夫への相談」

これは、もうお母さんは「欲しい!」状態。

だから、というか、ここまで来たら、売れる可能性は相当高い。

いつもは、お決まりのテクニックを使い、それでもダメなら再訪ってしてたんだけど・・・

さっき書いたように、今回は「鬼」になってしまった。。。

このお母さんの本音は、生活がギリギリだから、大きな買い物は夫へ相談が必要ってこと。

生活面から、支払い等に関して不安や疑問を取り除きつつ、即決できない理由が明確だったね。

しかし、俺は、当時俺に子供がいないくせに、「ウソ」をついて子供の為にお金をかけるのはあたりまえ。

当時、女房もいなかったくせに、子育てに関することは、ウチは女房が決定権があるとか。。。

子育て・・・

旦那さんに相談して購入できなくなったらどうするのか?

後悔しないか?

第三者話法というテクニックも使い、巧みにウソを盛り込んで・・・

お母さんの「逃げ道」を一つ一つつぶしていったよ。

俺が今日あたり売らないと、支社長に怒られるから・・・

その怒られるのが怖いから・・・

お母さんが困ってるのが、すごくわかった。

途中から、お母さん泣き出しちゃって・・・

でも、俺は追い込みトークをやめなかった。

売らないと帰れない・・・

今までの俺は、ムリさせて契約しても、キャンセルが来たら意味ないし、気持ちよく買ってもらいたいって想いから、クロージングは強くいけなかった。

でも今回は、諸先輩方のロープレで盗んだものやアドバイスをもらったもの、全て注ぎ込んで・・・

泣きながら・・・泣きながら、お母さんは契約書にサインしていったんだ。

そん時の俺の心境。

これで支社長に怒られない!

でも、その夜から、ずっと今でも心に残ってる。

俺、ひどいことしたな。

って。

この日以降、俺は、頻繁に営業をサボるようになったんだ。

一日中喫茶店にいたり、気分次第で仕事らしいことをしてた。

成績はもちろん上がらないし。。。

俺は、営業に向いていない。

辞める決心をしたよ。

会社では、コバは営業の素質はある。

営業のセンスもある。

ただ、詰めが甘い。

ってよく言われてた。

素質やセンスがあっても、売れなきゃ意味がない。

そこを努力することができなかった。

だから、辞めることにした。

次の仕事、どうすっかなぁ・・・

ってことで、訪問販売時代の俺は今日で終わり。

次回の「私はこんな人」は・・・

次のお仕事、工場勤務編だね。

今日のブログの終わりに・・・

この訪問販売をやって、この時期に学んだこと、これはね、今の俺に大きく影響していて、社会人として俺が成長できた会社の一つなんだよね。

灰皿が飛んでくるような会社でもね。笑

そして、ここで学んだ営業術。

そして、俺がクロージングが苦手だったことで、俺なりの営業術の基礎ができたとこでもある。

そう、俺なりの営業術が、この介護事業でとっても役に立ってるのよ!

売らない営業!

これが良い結果を生み出す!

売れない営業マンでよかった!

って、今は思ってる!笑

売る営業はダメとは言わないけど、介護業界じゃダメだと俺は思ってる。

俺の売らない営業術は、クライアント様にはお伝えします!

そうそう、クライアント様、半年で400万売り上げ出たそうです。

良い数字か悪い数字か?

売らないから、売れたってよ!笑

じゃ!

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