効率のいいお仕事を、あなた一人で実施していても、組織全体で効率よくお仕事をしないと、生産性があがらないってお話をしました。
一人だけではなく、みんなが効率良くするために、業務分担を適材適所でって。
そのためには、共有すべきことってあると思うんですよね。
それは、マニュアルだったり、フローチャートだったり。
マニュアルは、たぶんすべての事業所にあると思いますが、これを「お飾り」にしていませんか?
誰が作成したマニュアルでしょうか?
その作成した人の思いを知っているでしょうか?
事業で必要だから、仕方なく作った人もいるかもしれません。
でも、この仕方なくっていう人がいたら、それは、せっかく作成するという業務を行ったのに、経験に生かせていないってことになるんですよね。
事業として必要なものを作成したってことは無駄ではありませんが、仕方なくって部分が、無駄な時間にしてしまったのではないでしょうか?
作るなら、その目的を明確にして、作るという経験をあなたの財産にすることができたら、効率のよい時間を過ごせたと言えるでしょう。
仕方なくって気持ちで作成していたら、もったいない時間だなって。
何のために、誰のためにマニュアルを作成するの?
何のための、誰のためのフローチャート?
行政の運営指導があるから?
公表制度の調査項目にあるから?
業務を効率よく進めるために、必要なものだから作成するんですよね。
そして、それを活用すること。
わからないことがあった時、困った時、迷ったときに確認することができる「道しるべ」が、マニュアルやフローチャートだと、私は思っています。
よく、マニュアル無料プレゼント!なぁんてあるけど、もらったマニュアル、きちんと読んでますか?
あなたの事業所、組織にあてはまらない言葉とか使用されてませんか?
あなたの組織は訪問看護なのに、マニュアルの文章の中に訪問介護とか通所介護って記載されていませんか?
株式会社なら代表取締役、合同会社なら?
合同会社なのに、代表取締役って記載されてませんか?
株式会社は営利法人ですが、NPOとか社会福祉法人とかって記載されていませんか?
これは、実例です。
もらったマニュアルをそのまま保管して、飾ってあった事業所のものになるんですが、たぁだおいてあるだけ。
なので、こういった無料プレゼントも、きちんと生かさなければ、運営指導などの行政の為のマニュアル、形だけ事業所にするマニュアルになってしまっているんです。
このマニュアルを生かさないと、どうなるか?
少なくともそのマニュアルは、あなたの事業所の運営上気をつけることやルールも書かれていると思います。
運営規程の項目を、さらに増やし、そして詳しくしたことも書かれているのがマニュアルです。
では、質問です。
運営規程は、あなたの事業所が運営していく上で守るべきことなどが書かれています。
それを指定権者に申請時添付して、そして認可を受けていますね。
では、その運営規程を守らず、異なる内容で運営をしている部分があったとしたら、それについて、あなたはどのように思いますか?
運営規程を知らない管理者さんや上層部、いわゆる指示を出す方の人たちが、ついついやっていること。
それは、その管理者さんたちの経験でもって、指導とかをしてしまうってことです。
つまり、基礎基本となることを知らずに、オリジナルをしてるってことなんですよね。
あなたの経験がすべて、どこの組織においても通用する経験だったら問題ありませんが、その組織ならではのルールみたいなものもあると思うんです。
そして、それが正解だと思ってしまっていること。
この介護事業においての正解は、法令等に書かれている制度の内容です。
それらをどのように解釈し、そしてあなたの組織にどのように活用していくか。
これが重要なんですね。
以前勤めていた組織、あなたの知っている組織のやり方が、すべて制度に則っているものでしょうか?
だいぶ脱線しましたね!笑
つまりは、もうすでに結論は書いているように、マニュアルはあなたの組織において「道しるべ」なんです。
これを活用して、皆が同じように行動したら、各々のやり方っていうのは少なくなりますよね。
少なくとも、マニュアルに明確に記載されている内容は、組織の人たちみんなが共有できます。
あの人はこう、この人はこうっていうことが減ると思いませんか?
あの人はこう、この人はこうっていうの、ムラがあるお仕事ですよね?
こういうところで働く従業員さん、困っちゃいませんか?
あの人のやり方とこの人のやり方を覚えるんですか?
これって、非効率的ではないですか?
制度に則ったやり方、業務を覚えた方がいいと思いませんか?
ってことで、組織全体で効率化するには、効率よいお仕事をするためには、マニュアルなどで共有した方がいいってことです。
あなたの組織のマニュアル、読んだことありますか?