経営者さんや管理者さんは、「大局観」を持つことが大切なんですね。
大局観とは?
「物事の全体的な状況や成り行きに対する見方・判断」という意味で、言い換えるなら「ある部分から、その全体像をイメージして、今後の方針や目的を決定していくための思考・考え方」となるでしょう。
昨日も書きましたが、「目先のことより大局を見ろ!」
これがとっても大切です。
この「大局観」をもつことによって、どんな場面においていいのか?
それは、「困った時」「行き詰った時」だと私は思っています。
もちろん、今後の事業方針などを決定する時にも、この大局観が必要になりますが、「いやぁ、参ったなぁ…」って時に、この観点を忘れないでいると、解決策というか、対処方法が見つかるんですね。
そして、この「大局観」は、誰でもできる思考になります。
「誰でも」と言いましたが、努力ないし訓練は必要になりますよ!
大局観を持つために必要なことは、大きく分けて3つありますね。
まず、「広い視野」であるということ。
多角的、多面的に物事を見る習慣をつけることですね。
あなたはあなた一人だから、その目線でしか見れない!
ではなく、多重人格者ではないけど、もし自分がこの立場だったら、とか、あなたの中に「もう一人もう二人くらいのあなた」を作って、それぞれのあなたの視点で見るということです。
難しい?
「配慮」ってしますよね?
「思いやり」ってありますよね?
もし「配慮も思いやりも持たない!」っていう人がいたら、あなた、経営者や管理者に向いてません。
なので、そんなあなたには、私からは何も伝えられません!
配慮や思いやりは、「お相手の立場になって」考えることですよね?
お相手の身になって考える。
これができるならば、もう一人二人の想像のあなたを作ることはできます。
だって、配慮するお相手って、お一人だけじゃないですよね?
いろんなタイプっていうか、皆さん考え方も何もかも、全く同じって人はいないじゃないですか?
おわかりですよね。
つまり、知らず知らず、あなたはすでに、いろんな視野で見れるようになってはいるんです。
二つ目に必要なのは、「長期的な視野」になります。
言い方を変えれば、最終的なゴールを見すえていることですね。
例えば、開業しても、「業績が伸びない」なんて話は結構聞きます。
その時に、小手先の技術だけで、まず売り上げを伸ばすことだけを考えてしまっていませんか?
小手先の技術、テクニックで利用者を増やすことは、できなくはありません。
というか、ハッキリ言って可能です。
しかし、それはあくまでも小手先であって、あなたが開業した「本来の目的」から外れている部分はありませんか?
ってお聞きしたいです。
本来の目的から外れていなければいいのですが、もしちょっとでもズレていた場合、本来の目的以外のことをやってしまうと、今後もそれを「し続けなければ」ならなくなります。
つまり、とりあえず一度やったら、次もあるってことです。
一度だけやって、もう一度同じようなケースになった時に、もし「やらない」判断をしたら、信用は薄れます。
一度やったら、今後もやり続ける覚悟を持たなければならないんですね。
なので、目先のこと、小手先のテクニックだけでやってしまうと、あなたのゴールに向かう本来の目的とズレていくってことなんです。
ズレても問題ないか?
今まで関わってきた人との間で、矛盾が生じないか?
それをすることで、既存の利用者さんとのサービスに、差別が生じないか?
など。
一つ予定と違うことをするっていうことは、予定の根本から見直す必要があるってことなんです。
その時に、ゴールを見すえているかどうか?
長期的な視野があるかどうか?
これが大切なんですね。
三つめが、そのうまくいかない時に、どう対処していくか?
対応力とでも言いましょうか?
もしくは、小手先のことをしてしまったがために、方向修正をする修正力とでも言いましょうか。
これに関しては、はっきり言って、経験と知恵がなせることだと思います。
経験がなければ、知恵を出す以外にないですね。
この時に大事なのが、考えすぎてしまって、行動ができないでいるということ。
ブログで何度か書いてるように、頭で考えるのは誰でもできるけれど、それでは何の結果も得られないですよね。
結果が出なければ、進歩できないってことになるんです。
ということで、経営者さんや管理者さんには、大局観をもって行動すること「も」大切だってことですね!
では、明日から二日間は、「番外編」になります!
さて、明日はドラマか漫画か、それとも映画か???