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泥臭くっていい、カッコ悪くていい。熱く!②

今日こそは、価値や価値観について書いていきますね。

まず、価値観っていうのは、人それぞれですよね。

人それぞれ、どんなことに価値を見い出すか、どんなことに価値を感じるか、さまざまな感じ方があります。

あなたにとって「価値」は、どんなことに見い出しますか?

人間関係や仕事、恋愛や結婚、趣味などいろんな物事に、それぞれの「価値」を持っていると思います。

私にとっての「価値」を大きなくくりでいうと、これから先、見えない未来に「希望」を見い出せることや「楽しみ」が持てるものなどに、価値を感じますね。

具体的な話になると、膨大な内容になってしまうので、最近私がよく聞く一例でお伝えします。

それは、誰それの過去の栄光や、成功したっていう自慢話に価値があるっていう話なんです。

私は「へぇ~」って思う程度で参考にはしますが、そこに価値は感じないんですね。

この自慢話する人は、「すごいだろ!」っていう部分に、価値を感じるんですね。

そして、その自分の価値観を押し付けたい人。

いい迷惑ですよね!

あなたの価値観と私の価値観は違うんですから。

なので私は、そのような良い結果を出すには、どうするのがいいか?

その人は、どういうことをしてきたのか?

私にもできることはないか?

その成功者の結果よりも、その結果を出すために、どのように考え、どのように試行錯誤し、どのように取り組んできたか?

こういう過程に興味があり、そこに価値を感じます。

私にとっては、失敗よりは、もちろん成功がいいに決まってるんですが、失敗も成功も結果に過ぎないって考え方なんですね。

つまり、ブログでも書いてますが、行動したからに過ぎない。

なので、どう行動したか、どのように考えたのか。

ここにとっても価値を感じ、興味があります。

そこで、仕事について、なぜ、この価値や価値観を、経営者さんや管理者さんが学んでおいた方がいいのかっていう私の持論なんですが・・・

例えば、コミュニケーション。

なんでもざっくばらんに話せる環境がいいっていう会社もあるでしょう。

実際に、それが社風になっているところもあるでしょう。

例えばですが、その会社で欠員が出て、募集をかけたら、とても優秀な人が面接に来たとします。

会社はもちろん採用したいです。

即戦力ですし、その会社の欠員を埋めるだけでなく、それ以上の利益をもたらすポテンシャルを感じたから。

しかし、その人は、社外に対しては交渉術もあり、コミュニケーション力はあるのですが、実は、社内においては、プライベートなことを話すとか、そういう余計なコミュニケーションは不要と感じている人だとします。

会社は、その人のそういう部分を知らないまま、採用しました。

その人は、社風はざっくばらんであっても、必要なコミュニケーション以外は、自分の仕事を全うするだけと考えていました。

あなたがこの新入社員だった場合、入社後、プライベートな部分の話を聞かれることにストレスを感じました。

あなたは、どのような気持ちになりますか?もしくは、どうしますか?

また、あなたが経営する側だった場合、その人をコミュニケーション不足と感じました。

あなたは、どのような気持ちになりますか?もしくは、どうしますか?

ここで、価値や価値観の考えが大切になってくるんです。

ここからは、会社側の視点で書いていきますが、面接で、どこまで話して、どこまで応募者を知ることができるか?

数十分から1時間程度の面接で、応募者のことなんてわからないですよね?

受け答えや経歴などで、判断していくと思います。

採用してから、こういう人だったんだって知ることが多いでしょう。

そして、こういう人だって判断するにも、数か月はかかるでしょう。

面接してすぐ、「価値観が違う」って感じることもあるでしょうが、その価値観は、あなただけのものになっていませんか?

あなたと価値観が違っても、会社にとって、仕事内容においては価値があったら?

また、あなたと価値観が違っても、今いるスタッフの為には必要なものだったら?

多くの会社は、面接して、必要だと判断して採用となると思うのですが、よほど変わった行為をする人ではない限り、その人が会社内でどういう立ち位置でどのように働いていただけるかを考えて採用すると思います。

それは、会社にとっての価値を第一に考えるからなんですね。

面接者の個人的な部分は、よほどのことがない限り、第一に考えない方がいいんです。

なぜなら、面接者のあなたの価値観は、その会社にとって「絶対」ですか?

だとしたら、あなたは会社ではなく、あなたの王国を作るべきですね。

あなたと、価値観が合わなくて、コミュニケーションが取れないのはダメだとか、話に加わろうとしないところが合わないとか、一回や二回、数回程度でそういうことを感じたからっていうだけで、勝手にその人のイメージを固定してしまいますか?

違いますよね?

そういう部分がある人だってだけで、あなたと合わないからって「ダメ」じゃないですよね?

でも、実際にこういう経営者さんがいるんですね。

そういう人の多くは、結構思ったことをすぐに口に出しちゃうタイプが多く見受けられて、スタッフさんたちが、そういう話を聞いてしまうんです。

一回合わないことがあった。

どんなに仲が良い友人でも、すべての価値観が合うとは限らないですよね。

しかし、その経営者さんは、ちょっとでも自分と合わないと思うと、その人のダメだと思うところばかり目に付くようなんですね。

たまたま機嫌が悪かったかもしれない。

もしかしたら、受け取り方が違ってただけかもしれない。

それこそ、あなたの伝え方が不十分だったかもしれない。

でも、このように考えることができないんです。

なぜなら、自分の経験と自分の価値を第一に考えているから。

その価値観によって、スタッフさんがお仕事しづらくなっていたら、困りませんか?

このような経営者さんや管理者さんがいると、スタッフさんはお仕事しづらいし、やりがいが薄れてしまいます。

あなたが経営者さんや管理者さんであるならば、あなたの個人的な価値は置いといて、会社の理念や事業の目的、これらを達成するためにという視点で、価値を考えなければならないと思うんですね。

極端なことを言えば、あなたの好き嫌いはいらないっていうことです。

好きだから価値を感じ、嫌いだから価値を感じないってことありませんか?

あなたが嫌いであっても、事業の目的を果たすために必要な人材であれば、その人をどのように活用し、どのように働いてもらうかを考えるのが、経営者さんや管理者さんのお仕事です。

なので、面接をする時は、経歴やありきたり的な受け答えではなく、その人が何をしたいか、どうしたいか、全部はわからなくても、わかるように面接を進めていくこと。

そして、その人の働いてもらうポジションを考えながら、その働き方も含めて伝えたうえで採用していくことが重要になります。

それで入社してきたのであれば、その人はその働き方をするっていうことになりますよね?

人材不足の今、採用する側は一人でも多く雇用したい気持ちがあり、安易に採用してしまうと、採用者さんやスタッフさんをコントロールしづらくなっていきます。

活用とかコントロールとか、もしかしたら適切な表現ではないかもしれませんが、事業は仲良しこよしではうまくいきません。

組織として動かないとね。

よく、「人は人についてくる」って言われますが、個人についてくるのも大切かもしれませんが、事業ならば、事業の目的や理念に「共感」してもらえることが大切なんです。

その目的や理念にむかって、スタッフ皆が適材適所で実力を発揮できる環境を作る。

それが、経営者さんや管理者さんであるあなたのお仕事。

なので、あなたの個人的な価値を、ここで取り入れる必要はないってことです。

そこで、以前に書いていることですが、経営者さんと管理者さんは役割が違うってことにもつながるんですが、結構、経営者さんと管理者さんが同一人物ってことありますよね。

そこで、そういうあなたが、経営者としてのあなたの発言と、管理者としての発言とかを、使い分ける場面も必要になってくることがあります。

あなた個人の価値は、どこにも入るスキがありません。

あなたの考えすべてが、理念や目的になっているなら、また別ですが。

今日も、話はズレてきちゃいましたが、価値をどこに見い出すか?

そしてその価値観は、個人的なものになっていないか?

目的を見失っていないか?

価値や価値観は、人それぞれあるものなんですが、経営者さんや管理者さんは、「何を第一に考えて価値を考えるか」ここが大切なんだってことをお伝えしたかったんですね。

うまくまとめることができてないのですが、あなたの個人的な価値観っていうのは、目先のことなんですね。

経営者さんや管理者さんは、「目先のことより大局を見ろ」っていうことで、大局観を持った方がいいと、私は思います。

明日は、この「大局観」について、お伝えしようかな。

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