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成功への道しるべ(23) ~従業者から管理者、または経営者になる時に学ぶべきこと~

選ばれる訪問看護ステーションになるには?

新規で訪問看護ステーションを開設した場合、もちろん実績も何もないので、利用する側としては「不安」があるかもしれません。

あなたがサービスを利用する立場と考えた場合、評判のいいステーションや実績のあるステーションを選びませんか?

新しければいいというものではないですよね?

ただ、法人自体にネームバリューがある新規開設のステーションの場合もあるでしょうし、法人そのものも新規だったら、ネームバリューもありません。

では、ネームバリューも実績も評判もないステーションが売り上げを作るために、利用者を獲得するには?

そのために必要なことは「認知される」ことです。

「認知」とは、「存在」や「価値」を認めることですから、ステーションの存在や価値を認めてもらう必要がありますよね。

なので、認知される行動が必要になります。

つまり、営業活動をするんです。

そこで、営業の経験がある看護師さんは、どのくらいいるのでしょうか?

営業と言っても、ネームバリューの有無や扱う商材によってアプローチの仕方が変わります。

ここで重要なのが、「利用者を獲得するため」の営業をしないこと。です。

結果的に、利用者獲得をしなければなりませんが、最初に書いたように、実績も評判もないステーションにサービスを受けたいと思う利用者さんは、どのくらいいるでしょうか?ってことです。

この営業で大切なのは「認知される」こと。

認知されるために、PRすることは必要ですよね。

PRすれば、ステーションが新しくできたってことで「存在」は知ってもらえます。

では、「価値」を知ってもらうには?

ここが重要なんですね。

新しいステーション、あなたのステーションにどのような「価値」がありますか?

実績がない状況で「価値」を知ってもらう。

そこで必要になるのが「ブランディング」です。

「ブランディング」とは?

簡単に言うと「ブランドをつくる、構築する」ということです。

そして、「ブランド」というのは、簡単に言うとある商品を類似した別の商品と区別するための要素です。

「ブランド」って聞くと、ついつい高級品を連想してしまう人もいるのではないでしょうか?

しかし、「ブランド」は、高級品のためだけの概念ではないんですね。

例えば、体力つけたい!疲れた時に飲みたい!もうひと踏ん張りしたい!ファイト一発!って言ったら、何を思い浮かべますか?

リポビタンDですよね?

これは、大正製薬さんという企業名よりも、商材がブランド化されたケースですね。

あと、ちょっとおしゃれな雰囲気のカフェって言ったら、どこを思い浮かべますか?

スタバでしょうか?

これはコーヒーという商材よりも、企業名がブランド化されてますよね。

これらも立派なブランディングなんですね。

では、訪問看護ステーションをブランディングするには?

スタバのように、訪問看護と言ったら、〇〇訪問看護ステーションだよね!ってなるのがブランディングです。

このブランディングですが、勘違いしてほしくないのが、「必ずしもしなければならない」ということではないということ。

ただ、ブランディングを行うことで、自分たちのブランドの持つ役割やブランドがどう思われたいのかのイメージを明確にして、ケアマネさんなどのターゲット市場において「訪問看護と言えば〇〇ステーション」のように、認知させることができるということなんですね。

そして、ブランディングの成功が、集客や販促、PRといったあらゆる面で、他事業所との差別化、区別をし、営業活動を有利に進めることができるんですね。

ブランディングにより「認知された」あと、次に大切なのは「信用」から「信頼」へ、です。

信頼される訪問看護ステーションになったらいいですよね?

ということで、今日は訪問看護ステーションのブランディングという戦略をお伝えしました。

明日は、看護師さんがPR活動する場合、いわゆる営業活動をする場合に必要な思考というか意識することをお伝えしていきます。

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