飛び込み営業ならぬ、飛び込み面接をして、特別養護老人ホームにパート採用された俺。

俺の仕事っぷりを見てもらって、現場の先輩とかの話を聞いて、３ヶ月後に評価して、正社員にするかどうかを決めるよっていうことになったね。

で、実際に働き始めて、実は２週間で正社員になったんだよね。

まぁ、人が足りないってのもあったのかなぁ？

知らんけど。

介護主任のおばちゃんが、上に掛け合ってくれたみたいなんだよね。

もうすぐにでも正社員にしてください！みたいな。

まぁ、俺としては評価が早まっただけで、何も特別なことはしてない。

むしろ、ただただ本気で仕事に取り組んだだけ。

ただただ、がむしゃらだったよ。

まず、俺がやったことは、とにかくついてまわった先輩に、しつこく聞く。笑

そして、自分がやってみてもいいですか？って言ってね。

新人のくせに、やって見せてください。

次、自分がやるんで見ててください！笑

ひたすら、この繰り返し。

でもそうだなぁ・・・

素人ながらに介護の先輩たちを見ていて、介助が上手だって思える人が２人しかいなくて・・・

その介助がうまいなぁって感じる人も、シフトで勤務してるから、夜勤とか夜勤明けでいない日があるんだよね。

で、必ずいるのは、常日勤の看護師さんさ。

もうね、しつこいぐらい看護師さんを捕まえて聞いたよね。笑

すいません！ちょっと、トランス覚えたいんで教えてください！

すいません！やって見せてください！

すげぇ！自分もやってみるんで、ちょっと見ててください！

ほんと、この繰り返し。

利用者さんにも申し訳ないけど、練習させてって。

今思うとね、利用者さんも寛大だったなぁと思うよ。

なんせ、俺みたいな新人の練習台？になってくれたんだから。

だからね、今思うと、その時練習に付き合ってくれた利用者さん。

何度も声かけて、教えてくれた看護師さん二人。

本当にありがとうございます！

風の噂で、その看護師さんは亡くなったって聞いたけど・・・

すっげぇ、良くしてくれた。

俺と年、あんま変わんなかったんじゃないかな？

ホント、めっちゃ思い出すよ。

あまりにも俺が聞いてくるからさ、数日後には、俺から声をかけなくても「小林君！ちょっとこっち来て！」って。

今から、〇〇さんの褥瘡の処置するから、手伝って！

いい？これがね、清潔な状態。

清潔から取り出して、使うでしょう。

で、使ったらこっちにいれる。

こっちが不潔ね。

清潔から不潔。

清潔・不潔ってね。

こういうこともね、聞いていないのに教えてくれたのさ。

嬉しいよね！

俺が学ぼうとする姿勢が、伝わったんだよね。

レクの時もさ、先輩がね、やってみせてくれてさ。

明日は小林君やってみなよ！って。

俺は・・・「やったことないんですけど、丸パクリでいいですか？」笑

いいよ！ってね。

フロアに集まった利用者さんたちを前にしてさ・・・

先輩スタッフもみんな見てんのさぁ。

こっぱずかしかったね！

思い出す～！

新聞紙を丸めたボッコをさ、みんなに渡して。

富士山って歌、あるっしょ。

あれを歌いながらの棒体操！

最初はね・・・恥ずかしかった。

あ～たまぁを　く～も～の　う～えにだぁし～ってね。

でも途中からは、利用者さんが一生懸命やってくれててさ。

なんか俺もね、俺はカラオケが好きだからね！

ノッてきちゃったんだよね！笑

途中からは、全然恥ずかしくなかった。

むしろ、大声で歌えて、スッキリした！

あと、朝の申し送りとかあるしょ。

それとミーティング。

ちょっとしたミーティングとかも、フロアの片隅でしてたんだよね。

徘徊するおじいちゃんとかさ、車椅子から降りようとするおばあちゃんとか、目を離せない両社さんが結構いたもんだからさ、俺は気が気でなかったんだよね。

ミーティングを聞きながら・・・

そんな時でも、俺はあちこち見てた。

そして、直感！

あるよね？

なんか転ぶかもしれない予感？

案の定、そういう利用者んはミーティングしながらでも見ててさ。

あーっ！と思ったら、俺は転ぶ前にスライディングして助けたりとか。笑

スポーツかよ！ってね。

誰よりも、その利用者さん早くに気づいたし、そこに向かう一歩目が、誰よりも早かったみたい。

でも間に合わないから、スライディングして、利用者さんの下に滑り込んだ訳。

あっ、俺、足早かったのよ！

５０m５秒６だったかな。

この話はおいといて・・・

俺から言わせたら、先輩たちはさ、打ち合わせのこと一生懸命するんだけどさ、利用者さんに背中向けてそっちのけなんだもん。

ンで俺は、変わり者だから？笑

ミーティングに半分背中向けるような感じで、フロア全体をさ、視野の範囲ギリッギリまで見えるように集中？

ミーティングする時も、一人は見守りの人をね、フロアに残しとくんだけどさ・・・

誰かのトイレ介助とかってなったら、フロア見れないじゃん。

したっけ、打ち合わせもしなきゃなんないけど、利用者の安全を守るのが先じゃね？

てことでね、視野を広く広く、アンテナを張ってたね。笑

するとさ、「小林君って頭の後ろにも目がついてんの？」

んなわけねぇじゃんね！

ヘルパー養成講座で教わった、目配り・気配り・心配りの三配りを実践しただけ。

たぶん・・・こういう働き方が、俺は評価されたんじゃないかなって思ってる。

で、すぐ３週間目には、夜勤の同行をして、その次からは、夜勤独り立ち！

独り立ちって言っても、二人夜勤だったから、何とかなると思ったしね。

って感じで、３ヶ月のパート生活の予定は、２週間で終わって正社員の話が出たっていう話でした。

なかなかやるっしよ？俺！笑

ちゅうことで、明日は何を書くかなぁ・・・

この特養でも、色々あったなぁ・・・

ただ、この特養も、６ヶ月したら俺は異動届をだしたのさ。

なんでか？

って話を、明日書くかな。

ちゅうことで、したっけ、じゃ！