誰よりも早く、誰よりもきれいにシーツ交換とベッドメイクができるようになった俺!
んで、この自信をもって、実習に行くんだけど・・・
この実習で、衝撃を受けるのよ。笑
その衝撃とは何か?
俺は、祖母のかかりつけの病院に併設している老健に実習に行ったんだよね。
親戚のお姉ちゃんも、その病院の事務をしていてさ。
資格を取ったら、ここで働くことになるんだべなぁって、ちょっと思いながら。
さて、実習に入って・・・
そこの実習は、入浴介助と排泄介助以外できることはやってもらいますからって!
そして、いきなりシーツ交換の日でさ。
よっし!
俺の得意なヤツ!
幸先いい!
なぁんて思ったのも一瞬だけ。
ちょっ!フラットシーツじゃない!!!
ボックスシーツ・・・
被せるだけ・・・
フラットシーツは使わないんですか?
って聞く俺。
返事は・・・
使わないねぇ!
今は、ほとんどボックスシーツだよ。
フラットシーツは時間かかるし、手間でしょ!
・・・確かに。
これが、やっぱり日本の教育かよ。
実際の現場で使わねぇことを教える・・・
役に立たないことを教える・・・
それを素直に信じた俺・・・
・・・こんなもんだよ。
こんなもんだよね。
授業で学ぶことなんて、大概・・・社会では直接役に立たねぇ。
知識としては、大事だよ。
でも、仕事で使わない知識・・・
実際の現場で学んでいく。
働きながら、学んでいく。
これが、働くってことかよ。
まぁ・・・学びながら給料もらえるからいいのか。
学びながら、覚えながら働いて給料もらえるって考えたら、損ではないわな。
でもな。。。
この学びながらの給料に関しては、またいつかどこかのブログで、持論を書くつもりだけど。
あんだけ練習して、自信をつけたベッドメイク。
全く役に立たなかった。
その後の介護職人生においても、フラットシーツの三角折りや四角折りを使うことはなかった。
フラットシーツを使ってる場面はあったのよ。
でもね、三角折りしないんだよ。
シーツを被せて、頭部分を敷布団の下に折り返して、折り返した両角を真ん中で結ぶ・・・
確かに早い。
そしてズレも少ない。
効率的・・・
授業では、これを教えるべきだろう?
ってね。
はぁ・・・
ボックスシーツも便利だし、この結ぶのも早いし効率的。
でもね・・・
フラットシーツの三角折りの時、こう教わったんだ。
シーツにシワがあると、床ずれの原因の一つになるって。
介護者側の仕事を効率的にするものとして、ボックスシーツは便利!
だけど、シーツとしての役割や、床ずれ防止を考えると、ただただ、シーツ交換するだけじゃないよね。
きちんとシワやヨレを取る。
これを知らないと、ただただ、シーツ交換するだけになってしまう。
実際に、ただシーツ交換すればいいっていう人、何人も見てるからね。
ってことで、授業では技術は役に立たなかったけど、知識は役に立ったって事だね。
なぜ、その物事をするのか?
目的や意味、大事だね!
ってことで、自信をつけるための技術は、社会で役に立たなかったってこと。
知識は、物が変わっても、本来の目的を果たすためには学んでよかったってこと。
こういうことを学べたよって話でした。
世の中の経験で、役に立たないものはないっていうことだよね!
したっけ、じゃ!