施設の介護サービス

特別養護老人ホームとか

有料老人ホーム等も含めますね。

ある介護員さんからお聞きしたのですが、

ちょっといろんなこと

考えさせられること？

怒りが出てくることがたくさんありすぎて。

そして施設介護は、

在宅とはまたちょっと違うから

施設の介護には触れないようにと、私の立場からは思っていました。

しかし、

このブログを読んでいただいている方々に

あちこちに発信していただきたくて。

なぜなら、そんな介護をしていて、

そんな介護があたりまえに行われていることも嫌だし

しかもそれで

処遇改善のお金をいただいてるって・・・

なんか許せない。

処遇改善って何かって言うと

介護事業所等が、

キャリアアップの仕組みを作ったり、

職場環境の改善を行ったりして、

きちんと計画を立てた事業所に、

報酬という形で介護職の給与を上げるためにお金を支給する制度なんです。

そして、

そのお金は一部ご利用者が負担しているんですね。

なので、

これから書いていきますが

なんと伝えたらいいか

介護員都合で、身勝手な介助をしているという話なので・・・

許せるかどうかは

個人の判断なのですが

私は、こんな介護があたりまえに行われているのなら

監督する行政に

きちんと？抜き打ち的に？現場検証してもらい

処遇改善が適正かどうかを判断してもらいたいと思ってしまいます。

というか、介護の実態を見てほしいと思ってしまいます。

運営上の必要な書類ばかり検査するんじゃなくってさ。

では内容を書いていきますが・・・

・・・・・

現在、とある施設で働いている友人からのお話。

このブログを読むとき

ご自分が介護を受けてる利用者の立場で

読んでみてください。

・・・・・

水分補給の時のお話。

水分補給って、とっても大切な介助なんですね。

水分補給は

ご利用者がまだご自身で飲める場合は

セッティングだけの介助ですが

飲めない方は

介助で飲水していただくのですが

嚥下って言って

飲み込み確認が必要なんです。

のどぼとけの動きを見たら

飲み込んだかどうかわかるんです。

それで本題に入りますが・・・

・・・

とある介護員の話ですが

介護はスピードだと考えていて

とても手技が早い介護員さんがいるそうです。

とにかく何でもスピードを求めて仕事をしていると。

水分補給介助・・・

そのご利用者はむせこみがあるから

水分をゼリー状にしているとのこと。

飲み込むまでに時間がかかっちゃうご利用者さんなのですが

ごっくんって飲み込んだら

自ら、ちゃんと口を開けて水分を欲しがるんです。

なのに

スピードを求める介護員さんは

水分補給の介助を早く終わらせたいもんだから

次々と口に運ぶんですって。

当然、

飲み込んでいないご利用者さんは、口を開けません。

すると、その介護員さんは

「シリンジ使うしかないね」って。

シリンジとは

注射器の針がついていない注射器の容器です。

そこにゼリーをいれて

先が細くて短いストローっぽくなっているので

口にそこをいれて

注射器で注入するように

口に注入してしまうっていうんですね。

自ら口を開けることができないご利用者で

生命維持のために必要なら、これはありかもしれません。

しかし

この利用者は

ごっくんってすれば、口を開けるんです。

水分を摂る意識があるんです。

だったら

時間がかかっても

ご利用者のペースに合わせましょうよ。って思いませんか？

これを読んでいるあなたが

ご利用者の立場だったら、どんな気持ちでしょう？

・・・

人員不足だから

忙しいから

一人の利用者に時間を取られている場合じゃないから・・・

・・・

いろんな言い訳が聞こえてきそうですが

介護って何？

ご利用者のできない部分に

手を差し伸べて、支援させていただくことでしょ？

介護員の都合でやるんだったら

水分を口に持っていき、

ごっくんするのを待てないなら

ロボットでいいじゃん。

人がいないならボランティア探せばいいじゃん。

事務員さんだっていいじゃん。

たぶんね

まちがいなくね

ボランティアや事務員の方が

シリンジ使うあなたより

ずっとずっと心のある介助をするよ。

書いていて

熱くなってしまう自分がいます。

仕事ってさ

スピードは大事だよ。

でもさ

何でもかんでも

スピードじゃないわけよ。

心があるでしょう？

気持ちがあるでしょう？

相手を思いやる行動の時

相手を思いやる行動をするならば

思いやりや配慮

これをする時は

スピードだけじゃないんだよ。

働き方、見つめ返してみませんか？