「実地指導」って聞くと、「うわっ、やだな」とか「とうとう来たか」とかいろんな思いから声が出ちゃいますよね。
なかには、「監査が入る」っていって、血相を変えちゃう人もいたりはするのですが、実地指導と監査の違いがわからない管理者が、まだまだいるんですよね。これについては、びっくりしちゃいます。
そもそも管理者になった時点で、もしくは管理者になるときに、ここを学ばないのかなって。
あと、実地指導が入るからといって、なぜか「これから毎日残業だ」とか、はりきっちゃう管理者もみたことがあります。
いやいやいや、実地指導だからって。。。残業しなきゃならないほど、普段は管理業務をしていないんですか?って聞きたくなっちゃいます。
と、前置きが長くなってしまいましたが、今日は実地指導対策についての説明をしていきます。
実地指導対策について、本来、私が行いたいコンサルティングは、「実地指導が入ることになったからといってお手伝いをすること」ではないんです。
昨日のブログに書いた「管理者研修」の延長が、実地指導対策にしたいのですが、どうしても書類がたまってしまったり、不適切な状態のままだったりという事業所さんがあります。
私が行う実地指導対策は、大きく分けて三つになります。
一つ目は、管理者さんへの意識づけと普段からの管理業務
二つ目は、実地指導担当の行政目線での書類の確認
三つめは、不適切だったり不足している書類の…
・・・
・・・
いやぁ。書きたくないなぁ。。。
・・・そうですね、不足している書類の作成です。
三つ目の仕事が、一番嫌です。でも、需要があります。。。
不正ってあるじゃないですか。
改竄ってあるじゃないですか。改竄って元々の意味は、そんなに悪いものではないのですが、今は、悪用するときに使われる言葉になってますよね。
不正や改竄って、見つからなかったら、不正は発覚しないし、何も問われることないじゃないですか?
これって、車を運転していてスピード出しすぎてても、警察に見つからなかったら捕まらないってことですよね?交通ルールを違反をして走ってるってことですよね?
でも、これもグレーゾーンがあって、50キロ規制の道路でも、60キロ65キロくらいで多くの車は走ってませんか?でも捕まらないんです。ネズミ捕りをしてたとしても。
70キロなら、捕まる可能性が一気に高くなるんです。
だから、警察がネズミ捕りしていないところでは、法定速度無視して走って、警察の前やオービスが設置されている場所では徐行する、みたいな感覚でもあるんですよね。
でも、いつどこでネズミ捕りしてるかわからない。わかってる場合も多いですが。※いつも同じところで警察が隠れてたり、ラジオとかで情報が流れてきたり。←これもどうかとは思うんですが、安全運転を推進するって意味ではアリなのかも。
警察がネズミ捕りしてるから、気を付けようって運転するんじゃなくて、いつ警察がいてもいいようにルールを守って運転して、ドライブを楽しんだり、景色に癒されたり、パートナーとの会話を楽しんだりってのがいいと思うんです。
話が・・・
つまり、実地指導があるから、書類を作ろうっていう仕事をするんじゃなくて、利用者のために仕事をしているからこの書類は必要で、ルールを守っているから、いつ実地指導がきてもいいんだよって方が、断然いいですよね???
そもそも実地指導は、運営基準が守られているかどうかを確認しに来るんですよ。
何度もこのブログで書いていますが、運営基準は、その介護(福祉)サービス事業を運営していくための「最低限のルール」だってことです。
最低限のルールが守られているかどうか、それを確認するのが実地指導なんですよね。
なので、管理者はそのルールを守ることができるよう、管理していくわけですよね。
管理者研修と話が被ってきちゃうのですが、運営基準を理解して、普段の管理業務を実施していれば、実地指導は怖くもなんともありません。
怖いという管理者がいたとしたら、それは運営基準を理解していないから、ルールを理解していないからなんですね。
ルールが示されていて、それが守られているかどうかの管理業務を怠っているから、怖いと感じるんです。
と、私は思います。
今日の内容は、管理者さんには厳しめだったかな。