お知らせ

コンサルタントとして、お手伝いさせていただいていること。(その2)

今日は事業の管理や運営について、私はどのようなお手伝いができるかを、またまた独自論を織り交ぜながら説明していきます。

「管理」や「運営」って管理職一人ではできないので、その事業所に所属しているメンバーみんなで協力し合うことが大切なんです。

「私は管理者じゃないから」「私は現場主義だから」「私は一従業員だから」

じゃないんです!

みんなで仕事をしていき、その仕事についての内容などを管理するのが管理者であり、それを継続することが運営なんです。

過去ブログ『運営基準「管理者の責務」から、従業者の働き方について、考えてみませんか?』ここに、私の考える管理や運営に関する考え方を記載しています。

まぁざっくり言うと、「運営基準」を理解して、それが「遵守」されるよう「管理」していけば、「運営」していることになります。

「運営基準」については、今までも何度も出てきたワードですし、これからのブログにも何度も出てくるでしょう。事業を営む上で「最低限のルール」が、この運営基準だからです。※私が言う運営基準には、「解釈通知」と「条例」が含まれていますので、それをお忘れなく!です。

私より細かい部分を気にする人がいましたら、「運営基準と解釈通知は違うし、条例も違うでしょ」って言われそうなので、予防線を張りました!笑

今日は、話が脱線しないうちに、本題を書き続けます!

まず、何を管理するか?

これはもう丁寧な言葉ではありませんが、「人」・「もの」・「金」の管理です。

じゃ具体的には?

それは「運営基準」を・・・ってなります。

ただそれだと、私の仕事が成り立ちませんので、詳しく説明していきます。

まず『人』ですが、これは大きく二つにわけて管理していきます。

一つ目は、「利用者に関することの管理」になります。

利用者の状態(既往歴や現病歴など)を踏まえて、居宅サービス計画(ケアプラン)や訪問看護指示を理解し、適切なサービスが提供できているかどうかを確認することです。

そして、サービス開始前に、利用者本人やご家族等との事前面談を実施し、アセスメントをとる必要があります。

二つ目は、「従業員に関することの管理」です。

こっちの方が難しい面があると思いますが、看護師や介護職員の面接から始まって、採用不採用の判断、採用者の新任教育と現任者の教育、資格や能力・経験に応じた人事、メンタルフォローなどの精神面の把握、勤務状況の把握と勤怠管理、人事に関するトラブル処置など多岐にわたって実施する必要があります。

次に『もの』にあたる部分として、

運営面で、事業所「内部」のものと「外部」のものを管理していきます。

事業所の運営していくうえでの目的・目標そして行動指針の策定、その実施状況の把握。法令遵守のための書類やマニュアルなどの確認、利用者との契約、居宅介護支援事業者や主治医、他介護サービス事業者との連携。営業活動などを実施する必要があります。

そして、許認可事業なので、行政への届出の内容の確認と必要時の変更届作成。その他には、内部だけでは完結しないもの、行政に届け出義務のある事故が起きた場合の報告書、消防計画や避難訓練、外部研修など、『人』『金』以外すべての運営基準に関することをしていきます。

最後に『金』ですが、これは収支の管理をします。

まずはレセプトですね。保険請求に関する業務、そして利用者負担金の管理、各種経費の管理。家賃や水道高熱費などの管理、人件費の管理、会計区分、経理業務になります。

まぁ、このように管理していく内容は、細かく分けていくときりがないので、ざっくりと説明しましたが、私がお手伝いさせていただくのは、これらの内容の「どの部分のサポートが必要か」をクライアントと話し合って決めていきます。

私がサポートしている内容の多くは、

『居宅サービス計画(ケアプラン)や訪問看護指示を理解し、適切なサービスが提供できているかどうか』にあたる部分の必要書類の確認、アドバイスなど。

『アセスメント』の確認とアドバイスなど。

『法令遵守のための書類やマニュアルなどの確認、利用者との契約、居宅介護支援事業者や主治医、他介護サービス事業者との連携』にあたる部分の必要書類の確認、アドバイスなど。

『行政への届出の内容の確認』にあたる必要書類の確認、アドバイスなど。

『レセプト、人件費、会計区分』に関しての必要書類の確認、アドバイスなど。

これらをサポートしていることが多いです。

そして、単に書類の確認は致しません。

過去ブログ『訪問看護計画書や訪問介護計画書の作成~作成する目的~』ここを読んでいただければ伝わると思いますが、その仕事をする「目的」と「意味」などを伝えながらということを意識してサポートしています。

正直、必要な書類をそろえるだけ、作成するだけなら、私がやっちゃった方が断然早いですからね。

ただこれだと、クライアントのためにはならない。いつまでもコンサルティングを利用しなければならないという出費もついてきます。

この件についても、過去ブログ『魚を与えるのではなく、サカナの釣り方を教えよ』で私の考えを主張させていただいてますので、読んでいただけると幸いです。

過去ブログには、ちょこちょこコツがあることを暗に示しながら書いてきましたが、管理するにもコツがあるんです。

管理職の一部には「覚えることがい~っぱい!」「こんなの私覚えられな~い!」っていう人もいるかもしれませんが、全部を「覚えなくていいんです!」よ。全くとは言いませんが、覚えることを少なくするんです。そのためには「あること」ができるようになればいいんです!

この「あること」を伝えるのが私の役目なのかもしれません。聞いたら「なぁんだ、そんなことですか」って言われちゃうんですけどね。

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