部長からの電話だと思ったら、ご主人からの電話。
部長が亡くなったと。
頭の整理が追いつかなくて・・・
俺の年齢の一個上。
当時は、まだ40代。
働き盛り。
ご主人と何を話したか、ほとんど覚えてない。
ただただ、昨日まで普通に話してて、元気でいたのに。
突然死。
何の予兆もない。
元気だった人の突然死。
朝礼で、そのことを伝えるとき、涙が出てきちゃったね。
言葉もつまったのを覚えてる。
従業員のみんなも、ぽかぁ~ん・・・ザワザワザワって感じ。
受け止められない様子。
そりゃそうだよ。
昨日まで、普通に元気でいたんだから。
普通に話し、普通に行動してたんだから。
すぐに受け入れろってのが、無理な話だよね。
でも、仕事はしなきゃならない。
部長にサポートしてもらってた申請書は、俺一人でやることに。
そして、部長が担当していたレセプトも。
居宅、訪問看護、訪問介護、訪問診療・・・
利用者実人数、約200名、延べ約600名分。
それまで、訪問介護しかレセプトをしたことがなかったから、無理くりに居宅と訪問看護と訪問診療のレセプトを覚えたよ。
申請書作成、新規事業所用の書類準備とレセプトに係る業務の同時進行。
保険証等の確認から公費情報入力、記録の確認・・・訪問看護に関しては医療の勉強。
やっつけで記憶していくしかなくて。
過去一、頭を働かせたんじゃないかなってくらい、一気に覚えたね。
んで・・・
部長の死に対して、適切な言葉ではないかもだけど・・・
この一件で、俺はレセプトを覚えることができた。
この一件で、今のコンサルができている・・・
といっても、過言ではない。
・・・
今でも、部長のことをたまに思い出す。
俺もいつか突然死するのかな・・・
それからだね、朝目覚めたら、生きていることに感謝するようになったよ。
いろんなことに感謝できる人になったと思う。
今日も俺は生きている。
生きていることに感謝だよね。
生きている時間を、有意義に使いたい。
したっけ、じゃ!